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株式会社メディアオーパスプラス

株式会社メディアオーパスプラス

神戸から世界に向けて発信する
「学び」の可能性

2022.01.20

株式会社メディアオーパスプラス取締役COO圓林 真吾 氏

三宮~神戸(オフィス)

講義や講演、社員教育などに特化した学びの映像制作・配信、教材のデジタル化支援、AI(機械学習手法など)・統計学を駆使したデータサイエンス、データ分析に基づくコンサルティングを行う「メディアオーパスプラス」。事業のさらなる拡大を目指し、2021年12月に神戸オフィスを立ち上げました。少子化や人口減少のさらなる加速で、教育産業が大きな転換期にある今、神戸に軸足を置く意図や新たな事業戦略などについて、取締役COOの圓林真吾さんに聞きました。

圓林 真吾 氏

関西大手学習塾の挑戦

メディアオーパスプラスは、兵庫県西宮市に拠点を置く学習塾「浜学園」の映像制作配信事業部が前身となり誕生した、「学び」をキーワードとする事業に取り組むテクノロジーベンチャー企業です。

私は関西大学大学院総合情報学研究科を修了後、2007年に浜学園へ総合職として入社しました。国語科講師経験の後、浜学園の新規事業として、今でいうeラーニングの研究開発に携わるようになりました。浜学園の新規事業として2009年に立ち上げたのが、映像を活用したeラーニングシステム「浜学園Web教室」であり、2010年から同システムを利用した通信教育「浜学園Webスクール」が生まれました。この事業がうまく時流に乗り、通信教育業界への参入もスムーズに果たせたことから、2017年に浜学園映像制作配信事業部をメディアオーパスプラスとして分社独立。学びの設計・運営、映像制作・配信、データサイエンスといったこれまでのノウハウをもとに、世界を見据えて学びの革新に挑戦していくことになりました。

学びにイノベーションを起こす

当社は「人々の学びを革新し、よりよい世界を実現する」を企業理念とし、学びの映像制作・配信やデータ分析において、国内外のトップカンパニーを目指しています。従来の教育産業やメディアなどと異なり、柔軟な発想で映像制作・配信事業を展開し、高品質を維持しながら低コストかつ大量制作を実現するなど、業界にゲームチェンジを仕掛けてきました。学習塾や学校、出版社、一般企業など、幅広い分野に効率的で効果的な学びを提案し、今日まで着実に業績を伸ばしています。

学力の向上には、学習習慣が基盤となり、生活習慣の確立などが重要となります。私たちは、生活習慣も含めて学びを革新する唯一無二の学びのモデルを作り上げることが、国境を越えて学びを革新するアプローチになると考えています。まずは日本でオンリーワンの地位を確固たるものにし、将来的には国外への事業拡大を視野に入れながら、人口減少や高齢化、災害対策といったさまざまな社会課題の解決に、これまで培ってきたノウハウを応用していきたいと思っています。

神戸を拠点に次のステージへ

当社は今年、設立5周年を迎えます。節目の年に、神戸市に本社機能を備えたオフィスを構えたのは、新たな拠点に腰を据え、地の利を活かして本格的に事業拡大へ挑もうという意気込みの表れです。

神戸市は、人口減少という社会課題にいち早く危機感を抱き、解決に向けて果敢に挑戦を続けている街。私たちはその姿勢に共感し、共に歩んでいきたいと、神戸を新拠点に選びました。近年、急速に進んでいる都市開発やICT業界に対する積極的な支援などには、阪神・淡路大震災の苦しみから立ち上がり、反転攻勢に出ようという気概が感じられます。当社も同じく、社会課題に向かって挑戦する立場にあり、神戸市とは緊密な連携を取りながら、企業経営が推進できるのではないかと期待を寄せています。

創業から5年が経ち、制作した学びの映像はのべ45000本を超えています。従業員数も倍以上になりました。これからが本格的な成長と拡大のフェーズです。そのような意味では、私自身も、会社も、毎日が学びであり、私たちは学びの力を信じています。これまでの成功体験に捕らわれることなく、常に感度は高く、学ぶ姿勢を怠らず、これからも企業としてアップデートを重ねていきたいと思います。

世界を見据えて成長するために

コロナ禍を経験したことで、企業におけるオフィスや拠点の意義が変わりつつあります。オフィスのあり方にも変化が起き、従業員のワーク・ライフ・バランスや企業の持続可能性を重視しながら人が集まる場としての意識も高まっています。当社も同様の流れの中にあり、企業立地を考える上で強く意識するのは、空港や港、新幹線をはじめとした複数の鉄道が整備され、災害時の安心安全が担保できるかどうか。その点において、神戸は非常に優れていると高く評価し、私たちの事業戦略に沿う神戸商工貿易センタービルへ入居できたことに満足しています。移転の際は、神戸市オフィス賃料等補助金など、さまざまな優遇制度をありがたく活用させていただきました。特にICT企業への支援は手厚く、大変心強く感じています。

私が高齢者と呼ばれる頃に日本は高齢化のピークを迎え、社会経済情勢もより厳しくなっていると予想されます。その時までに、学びを革新する当社のサービスが確実に進化を遂げ、世界に持続可能な豊かさをもたらす一助となれるよう、研鑚を積むことが私たちの使命。いつも目線は高く持ち続け、神戸の地からグローバルな学びのカンパニーとして大きく羽ばたける未来を描いていきます。

株式会社メディアオーパスプラスの方々と神戸市担当職員
株式会社メディアオーパスプラス

株式会社メディアオーパスプラス

設立 2017年1月4日
事業内容 映像・Webコンテンツの制作提供、データサイエンス・コンサルティング提供
所在地
■神戸本社/〒651-0083 兵庫県神戸市中央区浜辺通5丁目1−14 神戸商工貿易センタービル18F
■渋谷オフィス/〒150-0041 東京都渋谷区神南1-12-14 渋谷宮田ビル8F
■西宮制作室/〒662-0834 兵庫県西宮市南昭和町3-34 ハマ・ブリーゼ南昭和町3F

URL  https://www.mediaopusplus.com/

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